日本相撲協会の評議員元議長の池坊保子氏が１日、フジテレビ系「バイキング」で、貴乃花親方が会見で明かした“圧力”について「圧力なんかなかったと思います」とコメントした。

　番組の電話取材に応じた池坊氏は、貴乃花親方の引退発表に「ビックリしたし残念」と率直な気持ちを吐露。部屋の移籍を余儀なくされる弟子たちについては「彼らが本当に心配なく心豊かに健全に稽古に励める環境を作ってあげたいし、また作ってあげられると思う」と今後の環境作りに対し、関係者が尽力してくれると期待した。

　また、貴乃花親方が会見で「有形無形の圧力」があったと語ったことには「圧力なんかないと思います」とコメント。「全てを把握しているわけじゃないけど、圧力をかけるような方っていないもん」「いつ、誰からどんな状況でかけられたのか、私はむしろ知りたいぐらい」と、圧力はなかったという持論を展開した。

　池坊氏が評議員議長をしていたときに貴乃花親方に圧力があったという噂は？という質問にも「そんなことはありませんでした。公平に見てそういうことがあったっていう風には思いませんでした」とも語った。

　最後に、貴乃花親方へのメッセージとして「力強くて頑張っていた横綱のイメージが皆の中にある。堂々と胸を張って爽やかに第二の人生を歩んで下さい」とエールを送っていた。