女優の大竹しのぶ（６１）が２日、フランスの世界的シャンソン歌手で１日に９４歳で死去したシャルル・アズナブール氏を悼んだ。

　大竹は９月１７日、アズナブール氏が東京・ＮＨＫホールで行ったコンサートを観覧。終演後は楽屋で対面した。アズナブール氏は１９４０年代に、伝説のシャンソン歌手・エディット・ピアフに認められて世に出たこともあり、１１月４日から東京・シアタークリエでの舞台「ピアフ」で主演する大竹に「（ピアフに）似ていると思ったんだ」と感嘆していたという。

　大竹は「いったい誰がこれが最後のステージだと想像したでしょうか！それほど澄んだ歌声とエネルギーに溢れるステージでした。そして何よりお客様を楽しませようとする愛にあふれていました」と当日の様子を述懐。「『ステージは、僕のお城』とおっしゃっていた様に、最後までお城で楽しみ、私達に、愛を与えて下さったシャルルさんを、心から尊敬します。ご冥福をお祈りします。ありがとうございました」と、突然の別れを惜しんだ。