世田谷区長が全面謝罪 区職員がWブッキングでキャンセル料を…被害漫画家が怒り

 世田谷区の保坂展人区長が3日、ツイッターを更新し、漫画家の山本さほ氏に区職員が行った発言、態度に対し「多大なご迷惑をかけたことをお詫びします」と謝罪した。山本氏はツイッターで、世田谷区のワークショップに講師として参加した際に担当した区職員の対応を漫画で紹介。「フリーランスの仕事をなんだと思っているのでしょうか」と怒りをにじませていた。

 山本氏がツイッターに掲載した漫画によれば、山本氏は海外の子ども達に漫画を教えるイベントの講師として世田谷区のワークショップに招かれたが、まずは前もって送っておいたデータを担当者が「なくしました」と平然と言ってのけたことを紹介。

 その後、その担当者は、間違えて別の店も押さえてしまうダブルブッキングを告白したが、その店のキャンセル料2万円をなぜか「山本さんのギャラから出しますね」と言い出し山本氏はぼう然。担当者は「僕も悪かったが山本さんが連絡しなかったのも悪くないですか?」などと言ってのけ、山本氏に責任があると2万円の支払いを押しつけたという。

 だがワークショップ終了後に担当者は「大丈夫です」と言いだしたことから、山本氏は不審に思い、ダブルブッキングされたお店に行ってみたところ、もともとの山本氏のギャラは、予算から場所代をあらかじめ引かれていた事が発覚。ダブルブッキングされた店側もずっと待っていたという。最後に「フリーランスの仕事をなんだと思っているのでしょうか」と怒りをにじませた。

 この信じがたい区側の対応に、保坂区長は「管理職に事実確認をしました。ダブルブッキングで生じたキャンセル料を謝礼から差し引く等の発言をしたことがわかり、山本さん他関係者に多大な迷惑をかけたことをお詫びします」と謝罪。山本氏の言い分を認めた。

 そして「担当課長が漫画家の山本さほさんに連絡を差し上げ、本日中にお会いして、直接お詫びをさせていただくとのことです」と本人に直接謝罪することも報告。「さらに、なぜこのような誤った対応をしてしまったのかを調べると共に、同様のことを繰り返すことのないよう厳正に指導いたします」と約束していた。

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