ＮＨＫ「ニュースウォッチ９」（月～金曜、後９・００）や「あさイチ」（月～金曜、前８・１５）の初代キャスターを務めた柳澤秀夫氏（６５）が、９月３０日付けでＮＨＫを退社し、大手芸能事務所「ホリプロ」入りしていたことが３日、分かった。

　柳澤氏は同日、テレビ朝日系「ワイド！スクランブル」（月～金曜、前１０・２５）にコメンテーターとして出演。「民放のスタジオ入ったのは生まれて初めて。ものすごく今、蚊取り線香の状態です。緊張（キンチョウ）です」と、ＮＨＫ時代をほうふつとさせるダジャレも披露した。

　柳澤氏は所属事務所を通じてコメントも発表。「６５歳で、ここで初心に帰りもう一度記者人生でやり残したこと、夢に思うことにチャレンジしたいと思い、以前から面識のあったホリプロにお世話になることを決めました」と経緯を説明した。

　今後については「これを機に、いろんなことにチャレンジしたいと思いますが、現場にはこだわっていきたいですね。取材現場にも行きたい。私の五感、六感を使い世の中に伝え、ジャーナリズムという原点にも帰りたい。そして世の中や次の世代のためになれたらうれしいですね」と意気込み十分。「『あさイチ』で一緒だった宮下純一さんからもお話をよく聞いていたので、和田アキ子さんには是非ごあいさつをさせていただきたいです」とした。

　また、同じタイミングでＮＨＫから民放に進出し、日本テレビ系「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」（月～木曜、後１１・００、金曜、後１１・３０）のキャスターを務める有働由美子アナウンサー（４９）にも言及。「ファミリーなのでお伝えはしました。驚いていましたね。『一回お食事行きましょう』と言っていただきました」と明かし、「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」については「有働節が炸裂していて、やっぱりすばらしいですね。ますます昇り龍のように力強いと思っています」と評価した。