阿部寛「下町ロケット」団結力でヒット再び 3年ぶり続編「パワーアップした」

 トークで盛り上げる阿部寛(中央)ら=東京・丸ビル(撮影・開出牧)
 民放各局の秋の主な新ドラマ
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 民放各局の秋ドラマの制作発表が7日、都内で、話題作が放送前に“前哨戦”を繰り広げた。2015年に放送され高視聴率を上げた作品の続編、TBS系ドラマ「下町ロケット」(14日スタート、日曜後9・00)では主演の阿部寛(54)が「パワーアップした」と自信満々。日本テレビ系「獣になれない私たち」(10日スタート、水曜後10・00)では主演・新垣結衣(30)も瞳に闘志を秘めた。嵐の相葉雅紀(35)が初の獣医役に挑むテレビ朝日系「僕とシッポと神楽坂」(12日スタート、金曜後11・15)も神社でお祭り騒ぎのイベントを行った。

 3年前の前作が最終回で視聴率22・3%を記録するなど、3度の20%超えを果たした「下町ロケット」は、阿部ら出演者たちがパワーアップを宣言した。

 TBSの看板枠「日曜劇場」で高視聴率を連発する、作家・池井戸潤氏のベストセラー小説が原作。下町の町工場「佃製作所」が、高い技術力を武器に大企業と真っ向勝負していく展開はそのままに、今作では「農業」の世界に挑む。

 前作を機に大ブレークした竹内涼真(25)ら主要キャストが続投する一方、新たなキーマンとしてイモトアヤコ(32)や古舘伊知郎(63)といった異業種の血を投入。煮えたぎる情熱で会社をけん引する社長役の阿部は「台本以上のものができて、人の生きていくパワーがよりにじみでている。パワーアップしていると思います」と手応えを口にした。

 技術開発部の部長を演じる安田顕(44)も「パワーアップしてます。社長(阿部)が3年前より、みんなに話しかけている」と証言。ブランクを感じさせないチームワークが健在な上、阿部は「古舘さんら(新たに加わった)大先輩たちが緊張しないよう、積極的に声をかけるようにしている」と団結を図る。

 佃社長のもと集結した精鋭たちが、今作でも視聴率のロケットを打ち上げる。

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