三田佳子 4度目逮捕の次男保釈後、初の公の場「清濁合わせもって人生」
女優の三田佳子(77)が11日、京都市内で同日開幕した「京都国際映画祭」のオープニングセレモニーに出席。覚せい剤取締法違反(使用)の罪で次男・高橋祐也被告(38)が今月9日に保釈されてから、初めて公の場に姿を見せた。ステージ上では「清濁合わせもって人生は作られていくんだと、身をもってつくづく思う」と次男の4度目の逮捕を念頭においたと思われる意味深長なあいさつを行った。
同映画祭の「アンバサダー」を担当している三田は上品な和服姿で登壇。「清濁合わせもって人生というのは作られていくんだと、私は身をもってつくづく思うのです。きょう、ここ(映画祭のステージ)に上がらせていただいて、清らかで落ち着いた気持ちでいさせていただいて」と直接事件に触れることはなかったが、祐也被告の逮捕への胸中をにじませた。
そして、「個人的には皆さんの前であいさつできて…」と切り出し、「今後は」と言葉に力を込め、「三田佳子として、女優として、やっていけるかもしれないな、とつくづく思います。女優として最後までやっていきたいと思います。こんな席で(言っては)いけませんけど」と女優という言葉を繰り返し、表情を引き締めた。
祐也被告は9月11日に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕され、今月9日に保釈された。覚醒剤を巡って逮捕されるのは4度目。三田は、祐也被告の逮捕を受けて「親としては、もう力及ばずの心境です」などと無力感を訴えるコメントを発表していた。