豊洲市場開場 マグロ初競り428万円 にぎわう一方混乱も…
「日本の台所」と呼ばれた東京都中央区の築地市場の移転先、豊洲市場(江東区)が11日、開場した。早朝から新市場で初めての競りが行われた。午前5時半からはマグロの初競りがスタート。マグロの最高額は214キロの青森県三厩産で、428万円(1キロ当たり2万円)となるなど、にぎわいを見せた。一方で、周辺は交通渋滞で混雑が発生。ターレから火災が起きるなど、混乱もあった。
新市場に、これまでと変わらない威勢の良い掛け声が響いた。東京・築地市場から移転し11日に開場した豊洲市場には、早朝から新鮮な魚や野菜が運び込まれ、業者らが「いよいよだ」「待ってたよ」と声を掛け合った。場内や市場周辺の道路が渋滞し品物が予定通りに届かないなど、一部で混乱もあった。
午前5時すぎ、水産仲卸業者を代表し「東京築地魚市場大物業会」の横田繁夫会長が「とうとう豊洲市場の一ページ目が始まる」とあいさつ。築地よりもひんやりとした競り場に開始を告げるハンドベルの音が響くと、マグロの初競りが始まり、ずらりと並んだ魚が次々と競り落とされた。
水産仲卸店舗が入る建物では運搬車ターレが絶え間なく行き交い、業者らは慌ただしく作業に追われた。鮮魚などを扱う「大芳」の宇田川浩社長(57)は「今日は大きな問題はなかった」と、ほっとした様子。「今後問題が起きるかもしれないが、慣れていくしかない」と表情を引き締めた。
青果でも初競りが行われ、仲卸店舗には午前7時ごろから商品が並んだ。店頭では店員と客が「久しぶりだね」と笑顔で会話を交わす姿も。仲卸業者の男性は「清潔で涼しい。お客さんは、いつもより少ないが、これからだよ」と話した。
ただ初日の営業では、あちこちで混乱が見られた。周辺の道路は未明から混雑し、場内でも一時渋滞が発生。午前8時ごろからは場内に周辺の渋滞を知らせる放送も繰り返し流れた。
八王子市で、すし屋を営む男性(40)は、仲卸業者に注文していた魚が渋滞に伴う混乱で予定通りに準備されず、飲食店舗で時間をつぶしたといい「しばらくは仕方ない」と疲れた表情を見せた。
市場内では、ターレ1台が燃え、約30分後に消し止められた。市場内を歩いていた60代の女性がターレと接触し、けがを負う事故もあった。
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