三田佳子「女優として最後まで」祐也被告について語らず…次男保釈後初の公の場
女優の三田佳子(77)が11日、京都市内で開幕した「京都国際映画祭2018」(14日まで)のオープニングセレモニーに出席した。覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された次男の高橋祐也被告(38)が9日に保釈されてから、初の公の場。祐也被告について触れることはなかったが、「女優として最後までやっていきたい」と前向きに話した。また、女優の浅田美代子(62)もセレモニーに参加し、9月15日に亡くなった女優の樹木希林さんとの思い出を語った。
母としての葛藤を抱きながら、女優として前を向いた。
映画祭の「アンバサダー」を務める三田は、世界遺産の西本願寺で行われたオープニングセレモニーに和服姿で登壇。「清濁合わせもって人生というのは作られていくんだと、身をもってつくづく思うのです」と自身に降りかかった“濁”の部分をイメージしているかのように語った。壇上では「清らかで落ち着いた気持ちです」と曇りのない表情も見せた。
今後の活動についても揺るがない思いを吐露。「三田佳子として、女優として最後までやっていきたいと思います。こんな席で(言っては)いけませんけど」と表情を引き締め、前向きに語った。
セレモニー後には京都市の演芸場「よしもと祇園花月」で、三田主演の映画「遠き落日」(92年)の舞台あいさつも行った。降壇時に報道陣から「一言お願いします」「(祐也被告と)お会いしましたか」などと質問が飛ぶと、歩みを遅め、片手を軽くあげて会釈したが、言葉はなかった。
その後、京都市内の別会場で行われたパーティーで再度、デイリースポーツの直撃を受けたが、祐也被告についてはやはり語らなかった。エレベーターに乗り込む直前に「ありがとうございます。ごめんなさいね」と申し訳なさそうにするばかりだった。
祐也被告は9月11日に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕され、今月9日に保釈された。覚醒剤を巡って逮捕されるのは4度目。三田は、祐也被告の逮捕を受けて「親としては、もう力及ばずの心境です」などとするコメントを文書で発表していた。