「笑点」初代座布団運び 脳梗塞で救急搬送されていた 生活保護受給

 「笑点」(日本テレビ)の初代座布団運びを務めた落語家の桂文字助(72)が最近、脳梗塞で倒れ、救急搬送されていたことが12日、TBSで放送された「爆報!THEフライデー」で明らかになった。数年前に立川流を脱退し、ここ数年は生活保護を受けて生活していた。

 番組には立川志らく(55)がゲスト出演。2011年11月に亡くなった立川談志さんの弟子である志らくにとって、文字助は兄弟子にあたる。

 昨年放送された同番組で、毎月13万円の生活保護を受給し、酒浸りの生活をしていることが明らかになっていた文字助。入れ歯をなくしたため、歯が1本もなく、大好きな酒か柔らかい食べ物しか食べられず、パンツや靴下までもらい物で生活していた。

 今回、志らくが文字助のその後を気にかけていたこともあり、改めて取材。すると、番組の取材の2週間ほど前、酒を飲んでいる時に激しい頭痛を訴えて救急搬送され、入院していることが判明した。

 病室のベッドの上で文字助は「オイラは病気したって死にゃあしねえんだ」「死んだ方がおもしれえんだから。香典も集まるしさ」と強がり、「変な話、酒も(隠れて)飲んでるしな」といたずらっぽく笑った。

 志らくには「うちの一門で古典落語しっかりしてるのはアイツだけだから、これからもしっかりやってほしい」と依頼。志らくは文字助について「乱暴者でおっかないけど、“粋”が信条。落語に出てるキャラクターみたいな人」と評していた。

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