全世界で３０００万枚を売り上げた名盤「ヒステリア」（１９８７年）で知られる英国のハードロック／ヘビーメタルバンド「デフ・レパード」が、キャリアを総括する新ベストアルバム「ザ・ストーリー・ソー・ファー：ザ・ベスト・オブ・デフ・レパード」を１２月７日にリリースすることが１６日未明、発表された。輸入盤リリースと配信は１１月３０日から。

　デフ・レパードはアルバム売り上げが全世界で１億枚超のモンスターバンド。昨年はジャーニーとの北米ツアーのチケットが１００万枚以上を売り上げ、総収益は１億ドル以上にのぼるなど、現在も人気は健在だ。

　新ベスト盤は１ＣＤ、２ＣＤ、２ＬＰ＋７インチシングル、配信の各フォーマットで、全曲最新リマスタリング音源。ディスク１にはデペッシュ・モードの「パーソナル・ジーザス」のカバーをＣＤ初収録。ディスク２には未発表音源の「ロック・オン（ラジオ・ミックス）」を収録。７インチシングルには「パーソナル・ジーザス」と、今月１２日に配信されたオリジナルのクリスマス・ソング「ウィー・オール・ニード・クリスマス」が収録される。

　昨年、「ヒステリア」の３０周年記念盤をリリースし、今年はカタログを初めてデジタル配信、８０年代作品のコレクション・ボックスをリリースとリイシューにも精力的なデフ・レパード。

　１１月３０日には「ヒステリア」からカットされた７インチシングル全８枚とボーナス・シングル２枚による７インチシングル１０枚組ボックス「ヒステリア：ザ・シングルス」（輸入盤のみ）もリリースし、ジョー・エリオットがライナーノートを書き下ろしている。また、１２月７日にはサードアルバム「炎のターゲット」（８３年）のスペシャルカラーＬＰエディションも発売予定だ。

　ライブにも精力的で、２４日の東京・日本武道館公演を皮切りに、大阪、名古屋で「ヒステリア」の再演ツアーを行う予定だ。