円楽、がん発覚の心境「俺にも来たか…」

 初期の肺がんであることを公表していた落語家の三遊亭円楽が16日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」に生出演。がんが発覚した当時の心境について「俺にも来たか…」だったと明かした。

 司会の伊集院光とは弟子と師匠の間柄。肺がんが発覚した経緯について問われた円楽は「“がん”、しかないよ」と、ダジャレを使いながらショックを受けた様子を伝えた。

 人間ドックで十二指腸に良性の腺腫が見つかり、検査入院。その際、肺のCTをしてがんが見つかった。緊急手術の運びとなったが、「無駄に流されるのではなく、状況を受け入れ楽しんでいれば、もうひとつの自分が生まれるのではないか。いい意味で流されるの好きだから」と、時間が経過するのを待ったという。

 今年7月に亡くなった桂歌丸さんにも触れ、「最初は『歌丸が呼んだんだ』と思ったが、(がんを)みつけてくれたんだな。『まだこっち来ちゃダメだ』と言っているんだと思った。周りはバカばっかりだから…と」と笑わせた。

 5日に手術し、12日には高座復帰も果たした。まだ、声がかすれているが「最高のリハビリは日常生活をすること。でも俺の日常生活は忙しくって、くたくたなんだよ」と冗談をまじえながら、明るく振る舞った。

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