沢田研二 ドタキャン騒動で「反原発」関係を否定
歌手の沢田研二(70)が17日に、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開催予定だったコンサートを、開演直前に突如中止した理由について、沢田の所属事務所が19日、デイリースポーツの取材に応じ、騒動の原因が「反原発問題」であることを否定した。
沢田が取り組んでいる反原発の署名活動が会場内で認められていないにも関わらず、当日になってやろうとしたことが騒動の発端だった可能性があると、この日、一部で報じられていた。しかし、事務所側はコンサートの際に、署名活動が可能かどうかを事前に会場に確認し、NGとなった場合には「署名活動はしない」と答えた。今後のコンサートにおいても同様で、許可があれば署名活動を行うが、なければ「無理をして(署名活動を)することはない」と断言した。
17日のさいたまスーパーアリーナ公演でも同様に確認を取っており、署名活動に対するトラブルが中止の原因であることは明確に否定した。
沢田は中止とした理由について17日の時点で「契約上の問題が発生したため」としていた。18日には、会場に9000人が入ると聞いていたものの実際には7000人しかおらず、客席が埋まらないため中止を決断したと説明。「ぼくにも意地がある」などと悔しそうな表情を見せていた。