ポルノ凱旋完結 中止の尾道ライブ故郷で仕切り直し カープもリベンジお願い

 人気バンド・ポルノグラフィティが20日、9月9日に中止となった広島県尾道市での野外ライブの仕切り直しとして、全国100の映画館で行われた上映イベントの一部に、地元の因島市民会館から生中継で出演した。2万5000人が見守ったスクリーンでは9月8日のライブ映像が流され、岡野昭仁(44)と新藤晴一(44)は母校・因島高校の200人とコラボした「愛が呼ぶほうへ」など全8曲を披露。約1カ月前の“リベンジ”に成功した2人は、2年前に敗退した日本シリーズ進出を決めた広島カープの34年ぶりの日本一にも期待した。

 少しだけ時間がかかったが、思いの詰まった地元ライブを完結させた。9月8日がデビュー19周年記念日で、20周年突入の節目として、翌9日との2日間の開催予定だった。7月の西日本豪雨のチャリティーだったが、憎き雨で2日目が中止に。「悔しい思いをした」という2人は、ファンの声もあり今回の上映イベントを決定。大好きな故郷・因島から歌声を届けた。

 後輩との約束も果たした。3月に母校の卒業式でライブを行った縁で企画されたコラボも雨で断念した。新藤は「豪雨災害で合唱をしてる場合じゃないのに練習してくれて。それがくしくも雨で実を結ばないのは、やるせない気持ちになった」と回想。中止を伝えた当日は、生徒らの「歌って」の声に2人がカラオケで応じた。

 この日、生徒は200人に減ったが、「愛が-」を魂の大合唱。2人は感無量の面持ちで歌い終え、岡野は「因島高校、最高よ!良かった」と後輩をたたえた。

 美しい瀬戸内海を背に、2人は愛する広島カープの“リベンジ”も熱望した。岡野は「前回(84年の日本一の時)は学校のテレビで先生が見させてくれた思い出がある。そんなに時間がたったかと思うけど、ぜひ日本一になってほしい。2年前の悔しさを晴らして」と懇願。CS突破王手とした18日の巨人戦(マツダ)を観戦した新藤も「災害のことを含めて、カープの活躍は広島の人にとって力そのもの」と続けた。

 日本一を確信する!?新藤は「(リーグ)3連覇で日本一となると、丸選手が『やり切った』ってなって、(FAで地元の)千葉(ロッテ)に行くとかなると複雑…」と“その先”の心配までした。

 この日の収益は、平成30年7月豪雨災害の復興のため全額寄付される。

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