高須院長、はってタスキの駅伝選手「僕なら闘志尊重、ドクターストップはしない」

 高須クリニックの高須克弥院長が22日、ツイッターを更新し、女子駅伝で岩谷産業の飯田怜が両手、両膝をついて約200メートルをはう状態でタスキをつないだことに「僕なら選手の闘志を尊重してドクターストップはしない」と持論をつぶやいた。

 膝から血を流し、はいながら前へ進む衝撃的な姿は、各所から賛否両論が沸き起こっているが、高須院長は医師の視点から言及。飯田は右脛骨を骨折し全治2~3カ月の重症だったが、高須院長は「脛骨の疲労性骨折なら選手の意思ではってリレーの目標を目指すのは悪くない」とつぶやいた。

 「整形外科のドクターが診察すれば視診と触診で瞬時に判断できる」と、専門家ならば辞めさせるべきか、はって前進は可能かどうかの判断はつくと明言。「僕なら選手の闘志を尊重してドクターストップはしない」とした。

 また当日は、広瀬永和監督が棄権を申し入れたが離れた場所にいたことから現場での連絡がうまくいかず、時間がかかってしまったという。高須院長は「監督ではなく、スポーツ医の判断を仰ぐべきです」とし、「格闘技ではドクターストップが一番パワーがあります。僕はK格闘技のリングドクターも仕事です。選手に闘志があり、ドクターが安全と判断したら試合は続行させます」と自らの経験を踏まえた意見をつぶやいていた。

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