大阪桐蔭・根尾と金足農・吉田の評価で白熱!元ヤクルト古田氏の見解は…
元ヤクルト監督の古田敦也氏、オリックス・金子千尋投手、阪神ファン代表のますだおかだ・増田英彦らが24日放送のMBS「戦え!スポーツ内閣」(後11・56)で「仮想ドラフト会議」を敢行する。夏の甲子園を沸かせた金足農・吉田輝星投手や大阪桐蔭・根尾昂内野手(大阪桐蔭)、藤原恭大外野手(大阪桐蔭)コンビの話題で白熱する。
25日のプロ野球ドラフト会議を直前に控え、出演者は実際にドラフト候補を指名していく。1位指名が重複すれば、本番さながらに交渉権獲得のためのくじ引きも行う。
古田氏の1位は藤原外野手。指名理由を「足が魅力的で身体も大きい。早い段階に1軍で活躍する姿が見える」と太鼓判。「根尾くんが重複しそうだったから、単独指名を狙った」とも明かした。
古田氏の読み通り、金子投手と増田が根尾内野手を1位指名。金子投手は「プロでも投手と野手の二刀流に挑戦してほしい」と期待を込めた。根尾内野手にインタビューをしたことがあるという古田氏は「根尾くんは『自分の一番足りないところは体重。あと3、4キロ増やしたい』と言っていた。プロから見れば、その通り。自分の課題を明確に分かっている」と評した。
競合指名した増田は「阪神には何年も活躍し続ける高卒野手が、新庄剛志以来出てきていないと言われている」と、根尾を“あしき伝統”をぶち破る選手として期待。さらに「根尾くんはどの球団に行っても売れる(活躍できる)!松竹芸能に来ても売れる!」と笑わせた。
くじ引きの結果、交渉権を増田に取られた金子投手は“外れ1位”で吉田投手を指名。これに古田氏は「あれだけ伸びるストレートはプロでもなかなかいない。けん制、バント処理もうまい」と絶賛。しかし唯一の課題として「変化球を投げる時だけ腕の振りが緩む。プロの打者は打ててしまう」と指摘する。
MCの武井壮から、腕の振りが緩む原因を聞かれた金子投手は「大きな変化をさせたがるんじゃないかなと。マウンド上から変化球が曲がるのを見ないと不安なんでしょう。そうじゃなくても打者は打ち取れる。これが理解できれば改善できる」と、パ・リーグ屈指の好投手らしいアドバイス。武井は「この番組を吉田君が見てくれたら『マジっすか』ってなるんじゃないですか!?」と感心しきりだった。