加藤シゲアキ 平成最後の金田一耕助になる「犬神家の一族」
NEWSの加藤シゲアキ(31)が12月24日に放送されるフジテレビ系特別ドラマ「犬神家の一族」(後9・30)に主演し、平成最後の金田一耕助を演じることが25日、分かった。原作は推理作家・横溝正史さんが手がけた金田一耕助シリーズの名作の一つで、ドラマや映画で数々の名優が演じてきた探偵役に初挑戦する。加藤はドラマ版の15代目・金田一耕助として、聖なる夜に“ジャパニーズ・ホラー・ミステリー”を視聴者に届ける。
チューリップハットをかぶり、和装に身を包む。平成最後となるドラマ版の第15代・金田一耕助姿を披露した加藤が、数々の名優が演じた人気探偵役への熱い思いをぶつけた。
「役者なら誰もが憧れる有名なキャラクター。とてもワクワクしています」と胸を躍らせ、「どのように演じたら楽しんでもらえるか、まさに金田一耕助の様にぽりぽりと頭をかきながら模索しています」としぐさをまねた。11月から始まる撮影へ試行錯誤しながら役を深める覚悟だ。
金田一役は俳優・古谷一行(74)が70年代から05年までドラマや映画で演じたほか、76年の市川崑監督の映画版「犬神家-」に主演した俳優・石坂浩二(77)などが担った。先輩らが築き上げた役柄への挑戦に、「事の大きさに気が付かされました」と恐縮しながら、「過去の作品群に敬意を払いつつ、加藤シゲアキならではの金田一耕助を演じたい」と誓いを立てた。
記念すべき“金田一デビュー”作は、シリーズでも屈指の人気の「犬神家-」に決まった。湖から突き出る足、ゴムマスク姿の佐清(すけきよ)などおなじみのシーンやキャラクターが再現される。作家としても活躍する加藤は演じるにあたり原作を読み直し、「今も全く色あせない物語の求心力に脱帽です」と感嘆。作品に関わり、「本当に夢のよう」と声を弾ませていた。
自身にとって、同局でのドラマ主演は9年ぶりで、同局ゴールデン帯ドラマ初主演となった。「サンタさんからプレゼントを頂いたような気分。次は僕が“金田一耕助サンタ”として、楽しい時間をプレゼントできるよう盛り上げたい」。聖夜に奇々怪々の物語を贈ることを約束していた。