演歌歌手の五木ひろし（７０）が２６日、東京スカイツリーで「スペシャル　ミニ・フリーライブ」を行った。囲み取材では、ライブドタキャン騒動を起こした同い年の歌手・沢田研二（７０）について質問され、「人それぞれ…」と直接的にはノーコメントの姿勢だったが、「キャンセルは私は一度もありません」と歌い手としての姿勢を示しながら、チクリと語った。

　ライブ前の取材で、同い年の沢田の騒動について聞かれると、少し考える様子で、慎重に言葉を選びながら「人それぞれの思いがありますからノーコメントで」とした。それでも「歌い手は歌うのが最高に幸せなことだから、そうじゃないと（人が入らないと）キャンセルするというのは私は少なくとも一度もありません」と同じように長年歌い続けている歌手としての姿勢を示しながらコメントした。

　なお、史上最多の４８回連続出場がかかる年末のＮＨＫ紅白歌合戦について問われると、笑顔で「良い結果が出ればとひたすら待っています。高いところに上れればと思います」と意欲を見せた。

　ライブでは、新曲「ＶＩＶＡ　ＬＡ　ＶＩＤＡ！～生きてるっていいね！～」など全７曲を披露。同曲のスペイン語バージョンを配信予定（配信日未定）で「世界的に有名なアーティストがこの曲を聴いてカバーしてくれたらいいな」と世界へ“五木節”をとどろかせることをスカイツリーの麓で誓った。