江波杏子さん死去 76歳、肺気腫…「女賭博師」シリーズで人気、大映看板スター
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映画「女賭博師」シリーズなどで知られ、大衆映画のヒロインとして人気を得た女優の江波杏子(本名・野平香純)さんが10月27日、肺気腫のため東京都内の病院で死去した。76歳だった。東京都出身。
江波さんは1942(昭和17)年10月15日生まれ。59年、大映入社。60年「おとうと」で映画デビューした。悪女や情婦役が多いなか、66年に初主演作「女の賭博」が大ヒット。以後シリーズ17本が作られ大映の看板スターとなり、大衆映画の代表的ヒロインとなった。その後、「津軽じょんがら節」の主演で演技派へと変身した。
江波さんは最近では今年公開された映画「娼年」、「相棒 劇場版」(11年)、「ごくせん THE MOVIE」(09年)に出演。ドラマではフジテレビ「限界団地」(18年)、NHK「全力疾走」(17年)、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演していた。