泉ピン子、NHKに恨み節…「紅白」審査員で出ないわけを明かした

 女優の泉ピン子が2日、友情出演した大阪新歌舞伎座での「坂本冬美特別公演」初日を迎え、終演後に座長の坂本冬美と共に会見した。

 坂本に誘われ10年ぶりの舞台となった泉。1部の芝居「恋桜」は坂本と2人で芸者を演じ、丁々発止のやり取りで会場を涙と笑いの渦に巻き込んだ。また芝居だけではなく、2部のオンステージでは、『岸壁の母』の歌唱前には自らマイクを握り曲を紹介するなど、八面六臂の大活躍を見せた。

 いまは女優として活躍する泉だが、過去に何枚かレコードを出していた。なかでも1977年にリリースした『哀恋蝶』には自信があったという。「すごい売れて、絶対『紅白』に出られる言われて、ドレスも作って待っていたのに…結局出られなかった」と悔しそうに振り返った。

 「だから審査員も断ってんだから。当たり前じゃない!なんで朝ドラの主役やって、審査員で出てないのよ。意地があるから出ないのよ」ときっぱり。審査員の話がきたときも「カラオケ持って言って歌っちゃいますよ、って言ったら『結構です』って。そのくらい歌手になりたかった。だから落っこっちゃって惨めよ~」と苦笑い。そして座長の坂本を振り返り「この人は落ちたことないから」と歌手としての活躍を称えた。

 さらに「あの当時の紅白って、本当に出たかったんですよ。いまはね、たいしたことないけど」とお化け番組と呼ばれ、視聴率も80%を超えていた頃を懐かしんだ。「いまは横から(応援パフォーマンスが)出てきてゴチャゴチャしてるけど、昔は1人でちゃんと歌わせてくれて」と現状を嘆いた。横で苦笑するしかない坂本に「あ、これはこの人は言ってませんよ。私が言ってるの!」とフォロー。「もう『紅白』なんていいのよ、私、NHKに貢献してるんだから。『おしん』だけで相当貢献してるでしょう」と言いながらも、何か釈然としない様子を見せていた。

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