山本彩（２５）が４日、ＮＭＢ４８としてのラストステージを迎えた。大阪・ＮＭＢ４８劇場の前にはチケットが入手できなかった多数のファンが集結。偉大なエースとの別れを惜しんだ。

　少しでも、同じ空間にいたかった。ＮＭＢ４８劇場前の広場には、会場に集まった多数のファンが集まった。通行人が記念撮影して、そのまま輪に加わりながら、終演時には広場を埋め尽くす大集団となった。

　午後５時に劇場観覧者の入場が終わったが、チケットがない多数のファンが劇場前に集結。公演中は各所でネット配信された公演の様子を、スマホで鑑賞。大型のタブレットを地面に置いて“即席ＰＶ”を行い車座になって鑑賞するグループも。

　画面に向かって歓声をあげて手を振る姿もみられ、終盤の卒業セレモニーの際には「かわいい～」の歓声もあがった。

　一方で山本のスピーチ中は静寂に包まれ、涙を流しながら聞き入るファンもいた。

　劇場外で見守った４０代の会社員男性は「長年のファンで思い出がありすぎます。卒業しても応援します」としみじみ。２０代の会社員女性は「少しでも近くでと思って来ました。これまでありがとうと伝えたいです」と語っていた。