小倉智昭、休養 膀胱がん全摘手術へ向け検査 夏には激しい出血も…

 キャスターの小倉智昭が5日、フジテレビ系「とくダネ!」で、6日から9日の放送まで番組を休むことを明かした。膀胱がんによる膀胱の全摘手術を受けるための検査を受けるという。

 番組エンディングで小倉は「明日から今週いっぱいお休みをいただくんですね」と切り出し、一部で膀胱がん再発かどうかの検査入院と報じられたことには「これは違います」と否定。膀胱がん再発の検査は細胞診、内視鏡で分かると説明。2年前の手術で膀胱がんは切除したものの、筋肉層まで入り込んだ浸潤がんは取り除くことができなかったことから「私の身体にはがんがあります」と語った。

 当時から全摘しないと完治しないと医者からは言われていたが、小倉はどうしても膀胱を温存したかったことから、全摘はせず免疫療法などを行ってきたという。切除できなかったがんはあるものの、「幸い、いまのところ、転移はありません。泌尿器科のお医者さんには奇跡としか思えないと言われている」と転移はないと断言。

 ただ今年の夏には激しい出血のため夏休みを取ったといいながら入院して出血を止める手術を受けたことや、10月にも20日間ほど膀胱炎を併発し「大変苦労した」と、症状が悪化してきたことから「そこでついにお医者様に言われた結論、全摘しなければいけないのかな」と全摘手術を受けることにしたという。

 「ただ、膀胱に変わるもの、ストマーを身体の外に付けるのか、代用膀胱を付けるのか、それは先生が厳しくチェックしてみたいということで、今週いっぱいお休みいただきます」と、今回の休養は、全摘後の処置の仕方について検査するためと説明。

 その後、11月下旬頃に、「本格的手術をして根治を目指すことになります」と語り、「その時は長期のお休みを頂くことになると思いますので、すいません」と淡々と、それでいてしっかりと状況を説明していた。

 小倉は16年5月に番組中で膀胱がんであることを公表。15年末から微量の血尿を見つけ、細胞診などを受けがんが発覚。医者からも驚かれる早期発見で症状は軽いと説明していた。

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