「現代用語の基礎知識」が選ぶ「２０１８ユーキャン新語・流行語大賞」事務局は７日、今年のノミネート語３０を選出し、発表した。トップテン、年間大賞は１２月３日に発表される。今年は冬季五輪やサッカーＷ杯など国際的なスポーツ大会があったことから、スポーツ関連の言葉が目立つ一方、お笑い界からは「ひょっこりはん」の１語のみ。事務局も今年の傾向として「お笑いやエンタメ系の勢いは今一つの感はある」と分析している。

　「ひょっこりはん」ノミネート理由は「少し前にブレイクしたピン芸人の名前であり、そのとぼけたネタの名称でもありそう。音楽に合わせて色々な場所から『はい、ひょっこりはん』と顔を出す。憎めない風貌で人気になった」と説明されている。

　昨年はお笑い界からはサンシャイン池崎の「空前絶後の」と、ブルゾンちえみの「３５億」がノミネートされ、「３５億」がトップテン入りを果たした。

　１６年はトレンディエンジェルの斎藤司のギャグ「斎藤さんだぞ」、ピコ太郎の「ＰＰＡＰ」がノミネートされＰＰＡＰがトップテン入り。１５年は「安心して下さい、穿いてますよ」（とにかく明るい安村）がトップテン、１４年は「ダメよ～ダメダメ」（日本エレキテル連合）が年間大賞を受賞するなど、ここ数年は複数語がノミネートされていた。

　今年は「ひょっこりはん」だけのノミネートと、お笑い界としては少し寂しい展開に。お笑い関連の言葉は１４年以降、毎年トップテンに必ず入っているが、今年は果たしてどうなるか…。