「新語・流行語大賞」ノミネート語30を発表 「スポーツの年」を象徴する言葉並ぶ

 「現代用語の基礎知識」が選ぶ「2018ユーキャン新語・流行語大賞」事務局は7日、今年のノミネート語30を選出し、発表した。トップテン、年間大賞は12月3日に発表される。

 今年は冬季五輪やサッカーW杯、夏の甲子園100回大会など、国内外で大きなスポーツ大会があったことから、カーリング娘の「そだねー」「もぐもぐタイム」、「(大迫)半端ないって」など、スポーツ関連の言葉が目立った。米大リーグで二刀流旋風を起こしたエンゼルス・大谷翔平投手の「翔タイム」や全米オープンで優勝したテニス・大坂なおみ選手のユーモラスなインタビュー「なおみ節」もノミネートした。

 さらに大学アメフットやボクシングなどアマチュアスポーツ界で不祥事が続出し、「悪質タックル」「奈良判定」なども流行。良くも悪くも「スポーツの年」を象徴する結果となった。

 一方で「お笑いやエンタメ系の勢いは今一つ」と総括されたように、お笑い発の流行語は「ひょっこりはん」のみ。サンシャイン池崎の「空前絶後の」と、ブルゾンちえみの「35億」がトップテン入りした17年と比較し、不作が目立った。

 “安倍一強”が続く政権の周辺から発生する流行語も「首相案件」「高プロ(高度プロフェッショナル制度)」などにとどまり「ひと頃に比べて少なくなった」と分析された。

 そのほかではDA PUMPがヒットさせた「U.S.A.」が「ダサかっこいい」とともに候補入り。「おっさんずラブ」「君たちはどう生きるか」なども入った。同賞は、1年間に発生したさまざまな「ことば」の中で、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語と、関わった人物・団体などを顕彰する。

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