1歳半のシャンシャン、親離れへ シンシンと別公開
東京・上野動物園は12日、ジャイアントパンダのシャンシャン(香香、雌)が、母親シンシンと離れて独り立ち準備を始めるのを前に、母親と体を寄せ合う様子などを報道陣に公開した。
13日からは、母親を午前中に来園者から見えないエリアへ移動させ、シャンシャンと別々にする。午後には戻し、これまで通り、母子一緒の姿を観覧できる。
野生のジャイアントパンダは1歳半~2歳で親離れする。昨年6月に生まれたシャンシャンは体重37キロに成長しており、今後は段階的に母親と別居する時間を増やす。シャンシャンが慣れれば午後や夜間も離れて生活させ、年内をめどに完全に単独で暮らせるようにする。
渡部浩文副園長は「大人になるために必要なステップ」と話している。