脚本家・橋本忍さん お別れの会に山田洋次監督ら150人

 「羅生門」や「七人の侍」など日本映画史に残る傑作のシナリオを手掛け、7月に100歳で死去した脚本家、橋本忍さんのお別れの会が13日、東京・学士会館で開かれた。山田洋次監督(87)や俳優の北大路欣也(75)ら映画関係者約150人が出席し、「シナリオの巨人」をしのんだ。

 山田監督は「『脚本家に才能というものが必要だとすれば、それは忍耐力だ』と何度も言い聞かされた。橋本さんのような師を持てたことは、幸せだった」とあいさつ。映画「八甲田山」で主演を務めた北大路は「雪の八甲田山で、先生から『あのブナの木を見てごらん。大自然に逆らわず悠然としている』と言われたことを今も覚えている」と振り返った。

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