MISIA最優秀歌唱賞 平成最後のレコ大で初栄誉 綾瀬ドラマ主題歌でヒット

 「第60回 日本レコード大賞」(主催・日本作曲家協会)の各賞が15日、決定した。最優秀歌唱賞はMISIA(40)の初受賞が決まった。大賞へのノミネートになる優秀作品賞10作品には、連覇を狙う乃木坂46の「シンクロニシティ」のほか、欅坂46「アンビバレント」、DA PUMPの「U.S.A.」などが入った。新人賞はSTU48ら4組が選出。最優秀アルバム賞はシンガー・ソングライター米津玄師(よねづ・けんし=27)の「BOOTLEG」に輝いた。

 レコ大は、昭和に30回、平成に30回開催され、今回が平成最後の第60回。節目づくしの歌謡界の祭典に、歌手活動20周年と自身も節目を迎えた歌姫が、初の栄誉を受けた。

 MISIAが歌った「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」は、深みを増した伸びやかな歌声を響かせるミディアムテンポのバラード。最高視聴率19・2%(関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)を記録した、女優・綾瀬はるか(33)主演のTBS系ドラマ「義母と娘のブルース」の主題歌として、ドラマとともにヒットした。

 MISIAが、来月30日に行われる東京・新国立劇場での表彰式に出席し、ナマ歌を披露すれば、民放初歌唱となる。翌31日のNHK「紅白歌合戦」にも3年ぶりに出場することが決まっており、2夜連続でファンを喜ばせることになりそうだ。

 大賞候補となる優秀作品賞には10作品が決まった。17年に「インフルエンサー」で初の大賞を獲得した乃木坂46は大ヒット曲「シンクロニシティ」で連覇を狙う。妹分の欅坂46やライバルグループのAKB48も昨年同様にノミネートされ、しのぎを削る。

 さらに、16年ぶりに紅白出場も決めたDA PUMPは、「いいねダンス」でブレークした大ヒット曲「U.S.A.」で初戴冠を視野に。K-POPグループTWICEや、演歌勢の氷川きよし(41)や三山ひろし(38)など、“国際色豊か”な頂点争いが繰り広げられる。

 大賞と最優秀新人賞が決まる「第60回 輝く!日本レコード大賞」は、TBS系列で午後5時30分(一部地域をのぞく)から放送。

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