TARAKO 涙の誓い「先生の世界つなげる」“分身”にまる子の声で語りかけ
「ちびまる子ちゃん」のヒットで知られ、8月15日に乳がんのため53歳で死去した、漫画家のさくらももこさんをしのぶ「ありがとうの会」が16日、東京・青山葬儀所で行われ、関係者、ファンら1000人が最後の別れを惜しんだ。
まる子の声を担当する声優のTARAKO(57)が、弔辞の代わりに『ありがとうの言葉』をささげた。涙声で「こんな恩人に、何のお礼もできなかったのが、もうホントに…。その分、これからも頑張って、ももこ先生の世界をつなげるのが使命」と恩返しを約束。さくらさんと声がソックリであることから、1990年のアニメ開始時に抜てきされたが、「ももこ先生がいなかったら、私、人生が変わってた。まる子が売れるまでずっとバイトしてたし、貧乏お得意で。声が似てるって、こんなに幸せでありがたくてグッとくると、教えてくれました」と感謝の気持ちをあふれさせた。
終盤はまる子になりきって、「大人になった私へ」と“分身”であるさくらさんに語りかけていた。