さくらさん ありがとうの会「明るく楽しく和やかに」花3万本と風船…陽気な雰囲気
「ちびまる子ちゃん」のヒットで知られ、8月15日に乳がんのため53歳で死去した、漫画家のさくらももこさんをしのぶ「ありがとうの会」が16日、東京・青山葬儀所で行われ、関係者、ファンら1000人が最後の別れを惜しんだ。
さくらさんの「明るく楽しく和やかに」という遺志のもと、祭壇はダリア、トルコキキョウなど3万本の花と風船で彩られ、陽気な雰囲気を醸し出した。遺影ではなく自画像が飾られ、まる子、たまちゃん、花輪君、丸尾君、コジコジといった、人気キャラクターのパネルもズラリ勢ぞろい。故郷の静岡をこよなく愛したさくらさんらしく、緑と白の花々で富士山も再現され、参列者には名物・静岡おでんが振る舞われた。
カラーペン、色鉛筆など愛用の仕事道具や、原画に加えて、大ファンを公言していた西城秀樹さん(享年63)の写真集も展示。歴代のアニメ版主題歌が次々と流され、西城さんがかつて歌った「走れ正直者」も斎場に響いていた。