山崎努、希林さんとの共演作で特別賞「ここに樹木希林がいれば…」 撮影時は一番元気
俳優の山崎努(81)が17日、都内で行われた「第10回TAMA映画賞」授賞式に出席した。主演作「モリのいる場所」が特別賞を受賞したもの。沖田修一監督、山崎、樹木希林さん、スタッフ、キャスト一同が対象で、山崎と夫婦役で初共演した樹木さんも名を連ねた。文学座時代から50年以上の付き合いだった後輩の樹木さんは9月に75歳で死去。山崎は「ここに樹木希林がいればもっと良かったんですが…。残念ですが、仕方ありません」と無念そうにコメントした。
プライベートでもあまり会うことはなかったという樹木さんについて、山崎は「実は撮影に入る前に彼女は病気でだいぶ体調が悪いと聞いてたけど、ものすごく元気で。僕が熱中症でダウン寸前になったとき、彼女に助けてもらった。(沖田修一)監督も高いところから飛び降りて足を痛めて、松葉づえで撮影していて、一番元気だったのが希林さんだった」と振り返った。
希林さんの分まで、まだまだ活躍が期待される超ベテラン。今後の抱負を聞かれると「ないです。しばらく冬眠して、冬眠したまま、あいつはどうしたんだろうと言われて消えていきたい」と返していた。