藤井七段 斎藤王座に敗れる…年度内タイトル挑戦はなくなる

 将棋の藤井聡太七段(16)が23日、大阪市の関西将棋会館で行われた叡王戦本戦1回戦で斎藤慎太郎王座(25)に135手で敗れ、年度内のタイトル挑戦の可能性がなくなった。

 過去に一度、対局経験のある2人。前回は王座戦挑戦者決定トーナメントの準決勝で対局し、斎藤王座が勝利していた。藤井七段は最終盤に攻勢を掛けたが及ばず、「最後に少しきわどいところもできたと思うが、やはり一歩及ばなかった」と肩を落とした。

 叡王戦は藤井七段が年度内にタイトル挑戦の可能性が残る8大タイトル戦だった。風邪をひいていたためこの日はマスクを付けて対局に臨んだが、「体調管理も実力のうちと思うのでそのあたりもしっかりしないといけない」と語った。

 続けていた連勝は9で止まり、通算成績は98勝18敗となった。

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