赤木春恵さん死去 94歳 渡鬼、金八先生など出演
女優の赤木春恵さん=本名・小田章子(あやこ)=が29日、心不全のため都内の病院で亡くなったことが同日、分かった。94歳。赤木さんはTBS系「3年B組金八先生」の校長役や、同局「渡る世間は鬼ばかり」の姑役などを演じ、数々のホームドラマで活躍した。通夜は12月3日、告別式は12月4日に行われる。
赤木さんは旧満州出身。1940年に松竹にニューフェースとして入社し、その後43年に大映入社、48年に東映に入社しその後、59年に森繁劇団参加と同時にフリーとなった。
その後はテレビドラマでは欠かせない女優として活躍。TBS系「3年B組金八先生」では、主人公・金八先生の良き理解者でもある校長役を演じ、TBS系「渡る世間は鬼ばかり」でも、泉ピン子演じる五月の姑役として抜群の存在感を発揮した。
13年には映画「ペコロスの母に会いに行く」で主演。当時、日本映画では最高齢の主演女優として話題に。だが16年に左大腿骨を骨折。17年には要介護状態であることも告白していた。