女優の赤木春恵さん＝本名・小田章子（あやこ）＝が２９日、心不全のため都内の病院で亡くなったことが同日、分かった。女優の音無美紀子（６８）は娘の村井麻友美（３６）とともに、都内の赤木さん弔問に駆けつけた。

　事務所の先輩だった赤木さんと舞台共演もあった音無は最後の対面を果たし「あまりにも美しくて美人だった。きれいに化粧をしてもらって、声が届きそう。本当に大好きなママでした」と涙した。

　お肉が大好きだった赤木さんは周囲に、「食べて」と米・野菜・肉などを楽屋に届けてくれる気配りの人だったそうで、「ママといると太る」と懐かしみながら、「愚痴を言わない人。ママに近づきたい。ママの歳になるまであと二十数年。頑張りたい。見守ってね」と呼びかけ、最後は「感謝です。ありがとうございました」と天国の赤木さんに長年の思いを伝えていた。

　娘の麻由美も舞台で１度共演したといい、「ホットドッグを毎日下さった。その一カ月間、太りましたけど、たくさんご馳走になった」と回想。「すごく寂しいですけどきれいでした。ママは文句を言わない人。私もそういう人にならないと」と話していた。