吉澤ひとみ被告 自動車運転免許の再取得考えていない…事件後に取消処分

 酒気帯び運転でひき逃げをしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の罪に問われたモーニング娘。の元メンバー吉澤ひとみ被告(33)は29日、東京地裁(佐藤卓生裁判官)の初公判で「(間違いは)ありません」と述べ、起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑。判決は30日に言い渡される。

 吉澤被告は黒い髪にグレーのスカートスーツ。すっかりやつれながら、「申し訳ありません」と被害者に謝罪した。夫が情状証人として出廷。事件を起こした前日の吉澤被告について、「夜8時に帰宅すると飲んでいた。それほど酔っていなかった。午前2時過ぎには寝た」と証言。吉澤被告が5時間ほど眠れば大丈夫と思っていたことや、認識が甘かったと反省していることを述べた。

 弁護人が吉澤被告に、事件後に被害者を救護せず、立ち去ったことについて質問した。吉澤被告は「気が動転していた。パニック状態になった。落ち着いてから車を止めて主人に電話した。110番通報するように言われた」と弁明した。

 検察側から今後の車の運転について聞かれ、吉澤被告は「乗るつもりはありません。免許を取るつもりはありません」と答えた。東京都公安委員会は運転免許を取り消す行政処分を行っている。

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