藤田紀子 元貴親方の離婚後初の公の場 親子共演に「ウエルカム」…景子さんに感謝
元貴乃花親方の花田光司氏(46)の母で、タレントの藤田紀子(71)が30日、東京・ホテルニューオータニで行われた、所属事務所のイベント「生島企画室30周年記念 感謝の集い」に出席。元貴乃花親方と、元フジテレビアナウンサー・河野景子さん(54)の離婚成立後、初めて公の場に姿を見せ、開演前には会見を行った。
05年5月に元夫の先代貴ノ花の花田満氏が死去して以来、光司氏とは13年ほど音信不通状態だという藤田は「すごいですね、私の離婚じゃないのに…」とジョークを言いながら登場。「家族って、みんないろいろ事情があると、こういう日が来るんだなと」と思いを語った。
景子さんに対しては「23年間、息子を支えていただいてありがとうございます、という気持ちはすごく強いです」と感謝のコメント。「相撲の世界は男の世界で、女性は目立たないようですけど実は女将さんの方が忙しい。24時間勤務ですから」とその苦労を慮った。
離婚原因については「いろいろ番組を見てると、いろんなこと言ってますからね、どれが当てはまるのかよく分からないけど…」と困惑気味。その上で、「離婚の原因なんて、1つや2つじゃない。積み重ねだと思うんですよ。いろいろあったんでしょうかね、あったんなら、はっきり言えば良かったですよね」と、光司氏の不満をため込んでしまう性格について触れた。
光司氏に関しては、「生まれたときはお父さん(先代貴ノ花)が現役で、私たちが相撲部屋をやっていたころから大勢の中で暮らして、物心ついたときから、近くの商店街に連れて買い物に行ったら『貴ノ花の息子だ』と指さされて、すごく嫌がっていた。1人になれたことが初めてで、ホッとしているというか肩の荷が下りたということも考えられます」と、母親ならではの見方も示した。
光司氏がタレント活動を開始すれば、共演の機会も生まれる。藤田は「親子ですからね。いつかどこかで誤解が解けたり、わかり合ったら、元のように仲良くすればいいじゃないですか。向こうが嫌がらなかったら、ウエルカムよ。お兄ちゃん(花田虎上氏)も含めてね。そういう日が来たらいいなと」と発言。断絶した親子の再集結を夢に見ていた。