M-1振り返り スーマラ大勝負が裏目に 和牛“ぼやき芸”が楽しみ
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ 2018」の決勝戦が2日、東京・テレビ朝日で行われ、霜降り明星が優勝。平成生まれのコンビが平成最後のMー1王者に輝いた。予想を外したデイリースポーツの東西担当記者が大会を振り返った。
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【東京芸能・福島大輔記者】霜降り明星の躍進はまったく読み切れなかった。R-1での粗品のフリップ芸には大いに笑わせてもらったが、その感覚が漫才でここまでかみ合うとは…。“ニューウェーブ漫才”の台頭に、素直に敬意を表したい。3年連続2位の和牛は、ほんのわずかの爆発力不足が響いたか。本命に推したスーパーマラドーナはよもやの低得点。ラストイヤーにイチかバチかの勝負に出て、空振りしたという印象だ。
【大阪芸能・石井剣太郎記者】予想は外れたが、納得のいく結果だ。「霜降り明星」はそれぞれがピン芸人としても面白く、関西では賞レースをすでに制している若手実力派。取材でも話題豊富で面白く、今後、全国区で活躍するだろう。「ジャルジャル」「和牛」は残念。和牛は取材のたびにM-1準優勝をぼやいていたが、3年連続の準優勝。“ぼやき芸”も今から楽しみだ。