王貞治会長 のろけ「結婚して良かった」…5月に再婚
王貞治ソフトバンク球団会長(78)が「第47回ゆうもあ大賞」を受賞し、5日、都内で行われた表彰式に出席した。同賞は“ユーモア”で貢献し、世の中に明るい話題を提供した人物に贈られ、王会長は、俳優・舘ひろし(68)、女優の戸田恵子(61)とともに受賞した。
5月30日に10年以上連れ添った18歳年下の一般女性と再婚した王会長は、取材で結婚生活に言及。「新婚という感情は最初からない。1人でできないことがあるんで、家のこととか。2人でお互いにカバーし合って。正直なところ、結婚して良かったなと思ってます」と幸せそうに話した。
王会長はダイエーを率いていた01年12月に恭子夫人を病気で亡くしている。
会場のどよめきの中、登壇したが、『ゆうもあ大賞』については「私は一番賞にふさわしくない。(野球で)数字、数字ばかりで生きて『ユーモア』は縁遠いところに行って、冗談も通じない男になった。そんな自分がイヤでしょうがないが、今さら変えられない」と自虐的にあいさつ。「オヤジの教育もあるけど、バカ正直に生きてしまって…。これからでも、少しそういうこと(ユーモア)を身につけられれば」と謙虚に口にした。
専門の野球の話題も触れた。シーズン2位のソフトバンクはCSを勝ち上がり、下克上の日本一を達成。王会長は「厳しい年になったけど、結果的にみんなが最後の最後まで頑張ってくれた」と選手をねぎらった。来年については「若い人たちが今年よりも少し前に進めたという結果を出してほしい。若い人は見てて楽しい。跳ねて、飛んでという感じのプレーが見たい」と期待した。