お笑いタレントの上沼恵美子（６３）が９日、読売テレビ「上沼・高田のクギズケ！」に出演し、師匠がいない若手芸人には「礼儀正しくない人が多い」と述べた。

　番組では「キレる老人」を「老爆」としてコーナーを設けた。「加齢で脳の理性の中枢が衰え、感情をコントロールできない」との説が紹介された。

　出演した若手漫才コンビの祇園は、事務所の大先輩のチャーリー浜（７６）について聞かれ、京都にある劇場・祇園花月でのこととして、「新喜劇の方もぼくらも一緒なんです」と楽屋が同じであるとし、靴が散らかっているとチャーリーが「誰や！」と蹴飛ばしてしまうことを明かした。「だから、チャーリーさんがいるときはチャーリーさんの動線をみんなであけるようにしています。礼儀やと思ってます」と先輩への気遣いについて触れた。

　聞いていたＭＣの上沼が「祇園は師匠いるんですか」と質問。コンビが吉本のタレント養成所出身で師匠がいないことを話すと、上沼は「師匠とか、上下関係がないから礼儀正しくない人が多いな」とＭ－１の審査を巡って上沼に批判的な言動をしたスーパーマラドーナ武智、とろサーモン久保田を念頭に置いたかのように述べた。

　祇園の２人は突然のふりに驚いたように目を開け、「そうですね」と応じた。上沼は「祇園はちゃんとしてる」と２人のことではないとフォローした。

　上沼の師匠は海原お浜・小浜。スーマラととろサーモンは、吉本のタレント養成所の出身。