藤井七段 今年の漢字は「進」 「前進につながった1年」
将棋の藤井聡太七段(16)が9日、名古屋市内で行われたイベントに参加し、トークショーを行った。
年頭は四段だったが、6月には七段にスピード昇段し、2度の棋戦優勝も果たすなど大きな結果を残した1年。「進歩、前進につながった1年だった」と振り返り、漢字一字で「進」と総括した。
昇段については「幸運が重ならなければできなかった」と話し、「少しずつ強くなっているのかなと思っています。これからも一歩ずつ成長できれば」と決意を語った。
この日は非公式戦ながら、佐藤天彦名人(30)とも対局し、120手で勝利した。1月の朝日杯での対局に次ぐ勝利で、藤井七段は「非公式戦ですが、名人との対局で結果を残せたことは、励みになる」と喜んだ。
この日、会場には、女性ファンを中心に約800人が詰めかけ、師匠の杉本昌隆七段(50)とのトークショーでは「師匠には温かく見守っていただき、感謝しています」と語った。