福田こうへい「完全復活です」と宣言…急性胃粘膜病変から
先月23日に吐血し、コンサートを中止した演歌歌手の福田こうへい(42)が10日、「完全復活です」と宣言した。この日は全国ツアー東京公演。取材に応じた福田は「心配をかけて申し訳ない」とファンに謝罪した。
福田は今月6、7日に営業の仕事があり、10日も「日本作詩大賞」に出席するなどすでに仕事には復帰している。「声はバンバン出ます」と笑顔を見せ、倒れた当日を「1回目の公演を終えて水分をけっこうとった。飲み過ぎた感があった。吐いたら茶色く見えた血がまじっていた」と振り返った。胃の周辺が「ちくちく痛んだ」そうで、病院に行ったところ急性胃粘膜病変にともなう黒色吐物と診断された。
医師からは「腹式呼吸を用いて張り上げるように歌うために、炎症を起こしやすい」と診断されたという。
また、当時は「大量吐血」との説もあったことについて福田は「コップをこぼしたくらい」と述べた。
原因について福田は「ちょっとわからないんですけど…。お酒の数値も下がっているので。去年の半分以下。前の日も飲んでません。1年くらい前にトイレで下血して、切れ痔かなと思ったことは1週間くらいありました。そのときは切れ痔だったんですけど」と報道陣の笑いを誘った。
この日の観客の反応については「泣いている方が半分、喜んでいる方が半分。作詩大賞おめでとう、退院おめでとう、生の歌を聴けてよかった。そんな感じですかね」と話した。
NHK紅白歌合戦に落選したことについては「やっぱり落ちてしまったのは残念でしたけど、選んでもらう努力はしていきたい。ファンの方への恩返しですから」と来年のリベンジを誓った。また、体重の変化については「太りましたね。51キロから54キロ。病院でちゃんと食べましたから」と笑った。