上沼恵美子 M-1審査引退示唆は“毎年恒例” 来年も依頼時の気持ち次第
2日に行われた「M-1グランプリ」終了後、とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智正剛が、審査員の上沼恵美子に対する暴言をSNS動画で配信した問題で、上沼側が騒動の終結を宣言した。長年、上沼を担当する女性マネジャーが大阪市内で取材対応。上沼が2人の暴言に対して相手にしていない状況で、直接謝罪の申し入れも丁重に断ったと明かし「全く興味がなく、これ以上、何も起こりません」と幕引きした。
マネジャーは、吉本興業から事実関係の報告と謝罪があり、上沼が騒動を知ったのは5日夕方だったと説明。このためM-1翌日の3日にABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」(月曜、正午)で「こんな年寄りが座って、偉そうにしてる場合じゃない」「だから引退します」と審査員引退を示唆した当時は、騒動を知らなかったという。
加えて上沼の引退示唆は毎年の“恒例行事”だと説明。毎年11月に松本人志とABCテレビに審査員を依頼され、思いを受けて受諾しているが、本人は東京に行くのがあまり好きでなく、「M-1は審査員も視聴者に審査される」と重圧を感じており、毎年東京から疲れ果てて戻ってくると、「今年限り」を口にしているという。取材対応に付き添ったABCラジオのスタッフも「去年もおっしゃってましたね」とうなづいた。
マネジャーは来年以降も、依頼を受けた時の上沼の気持ち次第とした。
9日放送のフジテレビ「ワイドナショー」で松本が「上沼さんがいなくなったら俺も考える」と自身も審査から身を引く可能性を示唆したことは、この日の時点で、上沼は把握していないという。