シンカリオン JR東海の名作CMと連発コラボ 攻めの仕掛けでSNS席巻

 TBS系アニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」(土曜、前7・00)とJR東海の名作CMコラボが話題を呼んでいる。15日放送の49話で1988年に流れた深津絵里出演のCMを“完コピ”し、SNSを席巻すると、22日の50話では牧瀬里穂の1989年バージョンを再現。8月にはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ回を投入するなど、週末の早朝から目の覚めるような仕掛けを連発している。

 日本各地に実在する新幹線たちが変形した巨大ロボット「シンカリオン」と、巨大怪物体と呼ばれる敵との戦いを描く同作。49話では主人公・速杉ハヤトたちによるクリスマスがテーマだった。

 番組序盤でハヤトが「クリスマスといったらなんといっても山下さんだよね」と切り出すや、当時15歳の深津が鮮烈な印象を残した88年のJR東海「ホームタウン・エクスプレス(X’mas編)」を思わせる映像に突入。山下達郎の「クリスマス・イブ」の歌声とともに彼氏のムーンウォークなどCMが“完コピ”され、放送当時は生まれていないはずの小学5年生のハヤトが「20世紀における新幹線CMの傑作中の傑作!」と熱く振り返った。

 22日の50話では、牧瀬が改札口の柱の陰に隠れて恋人を待つ89年バージョンにそっくりなシーンが登場。2週続けての再現となる。

 「シンカリオン」は、7月21日放送の28話でもJR東海の80年代の伝説的CM「ハックルベリー・エクスプレス」を作中に取り入れた。このときはハヤトが「20世紀の鉄道CMの大傑作だよ!」と熱弁。シリーズ構成の下山健人氏が鉄道CMの大ファンであることから、リスペクトとして往年の名作を“復活”させているという。

 同作ではこれまでも積極的に異種コラボが展開されており、8月の「エヴァ」コラボ回は、もはやエヴァの新作と呼びたくなるほどのクオリティー。放送時のツイッターはお祭り状態となり、通常回の10倍以上となる12万5000以上のツイートが飛び交った。

 運転士の1人にボーカロイドの初音ミクをモチーフにした発音ミクがいるなど、メーン視聴者層の子供だけでなく、親世代の心もくすぐっている。

 今回の「クリスマス・エクスプレス」のCM再現も、通常なら権利関係の壁は高いが、これまでのコラボ実績を背景に実行。JR東海と、そのグループ会社であるJR東海エージェンシーにシナリオや絵コンテを確認してもらった上でGOサインを受け、実現したという。

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