バンド版AKB誕生 秋元康氏プロデュース!曲ごとに選抜される41人組
AKB48グループ、乃木坂46、欅坂46など数々の人気アイドルグループを生んだ、音楽プロデューサーの秋元康氏(60)が手掛けるガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」の結成記者発表会が23日、東京・Zepp Tokyoで行われた。平均年齢16・9歳の41人組で、楽曲ごとに選抜メンバーが決定される“AKB方式”を導入。アイドル界の常識を変えた秋元氏が、バンド界にも新たな風を吹き込む。
夢を追いかける少女たちが、前代未聞の“大所帯バンド”を形成する。秋元氏は「普通のバンドはいっぱいあるし、優秀なプロデューサーはいっぱいいるから、楽曲によって担当者を決めるという、あまり聞いたことのないバンド編成にした」と、史上初の試みを口にした。
41人が一度にステージに上がるのは不可能。AKBなどと同様に「選抜制」が敷かれる。各楽器を複数人が担当し、楽曲ごとに選抜メンバーを決定。曲次第でメンバーが変わるという、バンドとしては異例のスタイルで編成される。
メンバーは13~19歳の少女で、平均年齢は16・9歳。楽器経験者が半数を超えるが、未経験者も多い。「夢を見る原石を集めて、お互いが磨き合ったらいいんじゃないか」と秋元氏。41人の中には、14年4月から今年4月までAKB48・チーム8に所属した早坂つむぎ(17)も名を連ねる。
秋元氏は、「ザ・コインロッカーズ」というバンド名について「大切な物を取り出したり、預けたり、着替えたり…。『もう一人の自分になれるんじゃないか』というコインロッカーの特性、そこに彼女たちの夢があるのではないかと思って」と説明した。当面は楽曲制作と練習に集中し、CDまたは配信の音源リリースは来年初夏を予定。同12月23日にはZepp Tokyoでワンマンライブを行うことも発表された。