渡哲也&吉永小百合、恒例の宝酒造CM25日からオンエア…9回目の共演

 俳優の渡哲也(76)と女優の吉永小百合(73)が共演する、よろこびの清酒「松竹梅」(宝酒造)の新テレビCM「日本のよろこびに」篇が、25日から放送されることが23日、明らかになった。渡が同商品のイメージキャラクターを務めるのは31年目で、吉永とは昨年に引き続き9回目の共演。肺気腫などの呼吸器疾患で自宅療養中の渡にとっては、約1年ぶりの仕事となった。

 「時代が変わっても人のよろこびは変わらない。よろこびとは飲むことよ!」と日本を代表する名優2人が、高らかに杯をかかげる。9月上旬に都内で日を変えて、グラフィック撮影が約30分、動画撮影が約1時間行われた。関係者によると、旧知の仲である渡と吉永は、あいさつを交わしながら和やかなムード。周囲もほどよい緊張感の中で、撮影は進んだという。陣中見舞いには舘ひろし(68)が駆けつけ、「親方(渡)がちゃんと仕事してるか見に来ました」と声を掛けると、渡の表情が緩んだという。

 2013年9月にドラマにゲスト出演して以降、演技の仕事はしていない渡の最近の様子について、所属の石原プロモーションは「筋肉が落ちないように、ストレッチや、自転車(室内)、スクワットなどやっております。会社に打ち合わせにくることもあり、スタッフと雑談したりしております」と説明した。

 吉永は「今年もまた渡さんとご一緒にCMの撮影が出来て喜んで居ります。少しずつリハビリも進んでいらっしゃるご様子、うれしいですね」とコメント。渡は「宝酒造さんの『松竹梅』CMには、(石原)裕次郎さんの後を継ぎ、気がついたら31年もの間、お世話になっております。宝酒造さんからの出演の依頼が励みとなり、まだ体調は万全ではありませんがトレーニングをしながら過ごしております。今回も吉永さんにご出演していただきましたことも、支えとなっており、感謝の念でいっぱいです。よろこびの清酒『松竹梅』で良い年をお迎えください」とメッセージを寄せた。

 石原プロと宝酒造の関係は1967年から始まり、今作で通算52年目。清酒『松竹梅』のCMには、これまで70年から87年までの17年間、故・石原さんが出演。88年から渡に引き継がれた。宝酒造は、渡について「松竹梅ブランドの顔として、イメージを高め続けていただいていることに深く感謝するとともに、今後も変わらずお願いしたいと考えております」とし、信頼を明かした。

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