小栗旬 山崎豊子さん原作ドラマ「二つの祖国」主演 “テレ東史上最強”キャスト

 共演する小栗旬(左)とムロツヨシ
 山崎豊子「二つの祖国」(全4巻、新潮文庫刊)
2枚

 俳優の小栗旬(36)が、テレビ東京系ドラマ「二つの祖国」(来年3月30、31日放送)に主演し、日系二世の新聞記者を演じることが25日、分かった。テレ東の開局55周年企画として、作家・山崎豊子氏のベストセラーを民放初映像化。海外ロケを敢行し、英語のセリフの多い難役となる。ライバル役で、小栗とプライベートでも親交のあるムロツヨシ(42)が出演。豪華キャストが集結し、2夜連続、1回2時間半の大作を彩る。

 発行部数250万部超えの大作を“テレ東史上最強”のキャストで映像化する。

 舞台は、1900年代の日本とアメリカ。アメリカ人として育てられ、日本と“2つの祖国”を持つ日系二世たちが、歴史の激流に翻弄(ほんろう)されながらも力強く生きる様を壮大なスケールで描く。1984年には同小説を原作としたNHK大河「山河燃ゆ」が放送されたが、民放でのドラマ化は初だ。

 小栗は米ロサンゼルス、リトルトーキョーの新聞記者・天羽賢治を演じ、テレ東ドラマに初主演。3年前から脚本化を進めてきたプロデューサーから15通に及ぶ熱烈な“ラブレター”で半年かけて口説かれ、出演を決めた。英語のセリフも多い難役だが「せっかくテレビ東京でチャレンジするわけですから新しい風を起こしたいですね」と燃えている。

 天羽と正反対の考えを持つライバルのチャーリー田宮役はムロツヨシが演じる。小栗とは15年来の親交があり、プライベートの顔も知り合う間柄だ。

 コミカルな役を演じることも多いムロだが、10月クールに放送されたTBS系ドラマ「大恋愛」では誠実二枚目演技で“ムロきゅん”するファンを増やしたばかり。今回は野心家でシリアスな役とあって「喜劇寄りのムロツヨシではないムロツヨシをお見せする機会が持てましたので、どうか今回ばかりは笑わない準備をして、役者・ムロツヨシを見ていただきたいと思います」と気合が入る。

 小栗は「ムロさんなりにやってほしい」と言葉を送ったといい、仲良し2人の化学反応にも注目が集まる。

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