藤井七段 18年白星締め「二つの棋戦で優勝できたのが大きな収穫」
将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)は28日、大阪・関西将棋会館で指された第45期棋王戦予選の初戦で村田顕弘六段(32)を破り、年内最後の対局を白星で飾った。
2018年を勝利で締めくくった藤井七段は「(今年は)二つの棋戦で優勝できたのが大きな収穫だった。課題も多いが、(タイトルに)一歩一歩近づいていけるように頑張りたい」と話した。
着実に成長を遂げた1年だった。2月、朝日杯オープン戦の準決勝で羽生善治九段、決勝では広瀬章人竜王と並みいる強豪を破り、中学生では初の棋戦優勝を飾った。5月には最年少で七段に昇段。10月に新人王戦で優勝し、今月は最速で通算100勝目を挙げた。