ロックバンド・Ｘ　ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩが２９日にＴＢＳ系で放送された「新・情報７ｄａｙｓニュースキャスター超豪華！ワイドショー２０１８年総ざらい決定版」に出演し、１９９８年５月に亡くなったｈｉｄｅさんについて、「僕はｈｉｄｅに影響されたミュージシャン」と最大級の言葉で、早すぎる死を改めて悼んだ。

　ギタリストのｈｉｄｅさんが亡くなって今年で２０年。ＹＯＳＨＩＫＩが同番組の取材に答えた。当初、ｈｉｄｅさんは別のバンドに所属。ＹＯＳＨＩＫＩは「ライブハウスで生肉かなんかをちぎってまして、なんか…怖かった。関わりたくないと思った」と笑顔で振り返った。その上で、「そういう面もインパクトはあったけど、やはりギタリストとして素晴らしかった」とｈｉｄｅさんの技術をたたえた。

　ｈｉｄｅさんが亡くなった当時についてＹＯＳＨＩＫＩは「ｈｉｄｅが眠っているところに行って。僕は記憶に無いんですけど起こそうとしていた。『起きろよ』」と、その死を受け入れることは困難だった。

　ＹＯＳＨＩＫＩは「僕らはファンの皆さんで成り立っている。ロックスターとなっていくと、それを忘れてしまうこともある。それを常にｈｉｄｅは忘れずに。僕にもよく言ってくれた」とｈｉｄｅさんがファンとのつながりを大切に考えていたことを語った。

　ＹＯＳＨＩＫＩにとってｈｉｄｅさんの存在は今なお大きく、「どうしようと思う時は彼と対話をします。もちろん存在はしてないんだけど。『ｈｉｄｅ、どうする？』『どうしよう』」と問いかけるという。「それは２０年前、２１年前と何も変わらない。長い間一緒にいたので、なんとなく答が彼から返ってくる。たぶん、それは自分の答でもあるんでしょうけど。ｈｉｄｅという人が言ってくれたと思うと自信が付いて決断ができる」と述べた。

　ＹＯＳＨＩＫＩは「ｈｉｄｅがいなかったら今の自分はいない。僕もｈｉｄｅに影響されたミュージシャンです」と尊敬の念を表した。