紅白視聴率 後半は41・5% 昨年より2・1ポイント増「渾身シーンの連続」
NHKは2日、昨年12月31日に放送された「第69回NHK紅白歌合戦」の世帯平均視聴率が前半37・7%、後半41・5%だったと発表した。視聴率40%超は16年の第2部の40・2%以来。(ビデオリサーチ日報調べ、関東地区)。
午後7時15分から始まった前半は37・7%で昨年よりも1・9ポイントアップ。後半は41・5%で、昨年よりも2・1ポイントアップとなった。関西地区では前半35・2%、後半40・5%。
NHK制作局エンターテインメント番組部の二谷裕真部長は同局を通じ、昨年の紅白は「平成最後の紅白を強く打ち出した紅白でした」と振り返り、司会陣について「内村光良さんがコントやダンスに大活躍すれば、紅組司会の広瀬すずさんは人生初の司会とは思えない落ち着きを見せ、白組司会の櫻井翔さんは安定感抜群!」と絶賛した。
また、特に注目を集めた後半について「松任谷由実さんの『私が好きなユーミンのうた』募集企画で、スタジオ歌唱シーンからNHKホールに突然現れる演出、米津玄師さんの幻想的な世界観を表現した徳島からの中継、北島三郎さんの大復活、サザンオールスターズ35年ぶりのNHKホール歌唱など、ひとときも視聴者を離れさせまいと渾身のシーンの連続だったと思います」と評価。
17年は災害等も多く起こった一年となったが「うれしいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、そんな人々の思いを、例年にも増して“紅白という器”いっぱいに詰め込んで、視聴者の皆さんにお届けできたと自負しています」ともコメントした。