歌舞伎俳優の中村勘九郎が４日、ＮＨＫ「あさイチ」に生出演。勘九郎は６日から始まる大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」で主演の金栗四三を演じるが、金栗は熊本県出身。３日に震度６弱という地震に見舞われた和水町は金栗の生誕地であることから、勘九郎も現地を心配した。

　番組では、６日から始まる今年の大河ドラマ「いだてん」から、主演の四三を演じる勘九郎と、四三の幼馴染みで、後に四三の妻となる春野スヤを演じる綾瀬はるかが登場した。

　冒頭、近江友里恵アナウンサーから「いだてんの主人公、金栗四三は熊本の出身で、昨日、熊本で大きな地震がありましたけど、お二人とも熊本にはロケで行かれてたんですよね？」と質問した。

　勘九郎は「はい、行ってました」と切り出すと「ちょうど、和水町が金栗さんの生家があるところ。心配は心配です」と表情を曇らせた。

　近江アナから「地元のヒーローですから（放送を和水町の人は）楽しみにしていると思う」と言われると、勘九郎は「安心して放送がご覧になれるといいなと思います」と、被災地を思いやっていた。