平成ラスト紅白“視聴率男”は桑田佳祐 貫録の歌手別トップ!45・3%
昨年大みそかに放送された「第69回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・15)の毎分視聴率が4日明らかになり、特別企画枠でサザンオールスターズの桑田佳祐(62)が大暴れした終盤の場面が歌手別トップの45・3%を記録したことが分かった。2位はテレビ初歌唱の米津玄師(27)の44・6%。松任谷由実(64)、松田聖子(56)、YOSHIKIらも熱唱で数字を引き上げ、平成最後の紅白を彩った。瞬間最高視聴率は優勝発表直前の45・5%だった。
平成最後の祭りを、見事なまでの暴れっぷりで沸かせたサザンが歌手別トップの視聴率を獲得した。
紅白両組の全出演者が歌唱を終えた後に行われた特別企画「次の時代に向けたステージ」に登場。1曲目の平成初頭の楽曲「希望の轍」で魅了すると、数字は急伸。今回紅白初の45%ラインを突破し、45・3%をマークした。
名曲を聞かせた後はデビュー曲「勝手にシンドバッド」で、会場を巻き込む大暴れ。松任谷由実が桑田の頬にキスし、2人で歌詞に合わせて“胸騒ぎの腰つき”を繰り出すと、再び数字は45・3%に到達。盛り上がりも最高潮で、桑田は「サブちゃん、さすが」と言い残してステージに倒れ込んだ。
平成をけん引してきた人気者たちが、平成ラスト紅白でも貫禄をみせた。
前半では、史上初の紅白両組同年出場で注目されたYOSHIKIが、演奏中に白ジャケットを脱ぎ捨て、紅白3年ぶりの“裸ドラム”を披露し40・2%を記録。
ニュースをはさんだ後半は、DA PUMPでいきなり40%。数字はゆるやかに上昇し続け、豪華ステージの特別出演・北島三郎(82)でもアップ。松田聖子で42・6%に。終盤はNHKホールにサプライズ登場した松任谷で43・7%に上昇。米津まで高い数字を保ち、いったん落ち着いた後、ラストのサザンで最高に達した。(数字はビデオリサーチ関東地区)