お笑いタレントの波田陽区が５日、日本テレビ系「訳あって…東京に住むのヤメました」に出演し、２０１６年に福岡に移住後はレギュラー番組を多数抱えるなど仕事が順調であることを明かした。これに対し、社会学者の古市憲寿氏が「自分の失敗を東京のせいにしすぎ」と厳しく斬り捨てた。

　波田は「ギター侍」のネタでブレークし、一時は最高月収２８００万円もあったという。ピークが過ぎて仕事が激減すると自宅待機に。波田は山口出身、妻は熊本出身であることから、仕事を求めて１６年に福岡に移住した。その後は順調で、９歳の息子と３ＬＤＫのマンションに家族３人で居住。現在の仕事はテレビレギュラー３本、山口朝日放送では冠番組を持ち、ラジオはレギュラー５本と売れっ子になった。

　波田は、東京にいたときは家族にうそをついていたそうで、週５日の休日を２日と偽り、子供に「行ってらっしゃい」と送り出してもらった後は街を徘徊していたという。波田は「おやじとして堂々と生きたい。今はウソ無しに仕事に行ってます」と自信に満ちた笑みを浮かべた。

　収入も格段に増加し、波田は「明るくなったでしょ。顔のけいれんもなくなったし、肩こりもなくなった」と訴えた。これに古市氏が「波田さんは自分の失敗を東京のせいにしすぎ」とツッコんだ。波田は「なんだ、なんだ、なんだよ！」と応戦。古市氏は「なんで、東京のせいでけいれんになったりするのか」と質問。波田は「あなたのそういう性格は福岡に来たら治りますから！」とギター侍らしく斬った。